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災害に関わる長柴美恵の経験録

災害に関わる長柴美恵の経験を一部紹介いたします

直接大きな災害と被害に遭っていませんが、平和に過ごせる「フツウの日々」は決して当たり前ではなく、ぎりぎりの体験だけで助かったことに感謝さえ覚えます。

私の経験が皆さまの注意喚起になれば幸いです。

 

右1993年(平成5年)7月12日に発生した北海道南西沖地震で震度6(烈震)の奥尻島で親族が津波で被災。毎日テレビ越しに無事を願う家族側だった


右2011年の東日本大震災

東日本大震災計画停電で(長柴美恵)

  • 息子が都内からの帰宅困難者になる。「今日は早く帰っていいよ」の会社の親切心があだとなり、結局息子は街に放り出された状態になる。深夜迎えに行き、無事帰宅できたことは決して当たり前ではないことを痛感する。
  • 2次被害を防止するため、1ヶ月間、全ての業務を中止。収入減に陥る。
  • 計画停電と物資不足を経験。買い物争奪戦を目の当たりにする。


右2011年9月に仙台へ出張

  • 駅からみる屋根のブルーシートや亀裂の入ったビルなど、はじめて被災地の現実をみる。


右2012年3月に宮城県石巻市へ視察。1年後もそのままの街並みに言葉を失う

宮城県石巻市東日本大震災(長柴美恵)

 

右2012年5月 「1歩でも足元を広げ上げたい」という想いから、知人から知人を介して仮設住宅に入居者の協力をいただき、実際に収納作業を行う。

宮城県登米市南方仮設住宅(長柴美恵)

宮城県登米市南方仮設(長柴美恵)


右2012年10月ボランティアチームを結成

  • 5年間に渡り、仮設住宅で収納作業やイベントを行ってきた
  • 宮城県内を中心に、福島県、岩手県も回り、被災者方に話を聞いてきた
  • 個人的に福島で被災した経営者の方々や役所の方々の話を直接伺う。住民とはまた別の苦痛と悲しみを抱えた想いを知る
  • このような行動から東北の被災者や応援する人たちの人脈ができる

東北応援!チーム整理収納アドバイザー

 

右2014年2月須賀川市で帰宅困難

  • 福島県須賀川市で行われた勉強会に参加し、夜、帰りの時間に線路付近で火災が発生し、在来線が停止する。ようやく在来線が復旧したときは東北新幹線は終了。帰宅困難になる。
  • 郡山駅付近で宿泊先を見つけるも、宿泊支度もなく、コンビニで間に合わせモノを買う。翌朝、無事帰路へ。遠方の日帰りほど「備え」が必要であると痛感した。


右2016年4月に熊本地震が発生

  • 当協会の設立準備中の最中であり、被災した友人や実家のある友人たちのリアルな情報が届く
  • 当時テキスト執筆を依頼していた日本防災士会賛助の方が現地へ出向し、お戻り後に被災状況や問題点など、直接話を聞く


右2017年(平成29年)7月5日~6日に九州北部豪雨発生

  • 7月5日夜、大雨特別警報が発令。7月6日、最も被害を受けた朝倉市の隣、筑紫野市にて以前から確定していた講演は予定通り開催とのことで当日福岡市へ向かう。
  • 職員は前日から役所で待機していたが、筑紫野市は被害がないとのことだった。
  • 福岡市の友人に電車の迂回手段を教えてもらう。災害発生中の横を通り過ぎることに居た堪れない気持ちにかられた。

福岡県筑紫野市(長柴美恵)


右2018年(平成30年)に9月6日北海道胆振東部地震発生

  • 翌年の2019年9月に震度7を観測した厚真町を視察。土砂災害は1000年前の火山灰が剝がれて崩れたものとのこと。過去の災害歴史の重要さを改めて痛感する。
  • 同時に札幌市内で発生した液状化の住宅街、街中の道路の陥没も視察。建物が丈夫でも地盤に問題があれば住まいを失う状況をみる。

北海道東部胆振地震(長柴美恵)


右2019年(令和元年)9月5日に房総半島台風が発生

  • 友人宅が被害を受け、被害状況を聞く。
  • すぐに応援に行く予定だったが現地状況から中止。翌年の2020年7月に視察。
  • ブルーシートで屋根や窓が補強されており、まだ工事が完了していない住宅がところどころにある。コロナ感染症のはじまりにより現地の友人たちの面談は控える。


右2021年10月7日に東京・埼玉で10年ぶりの“震度5強”の地震が発生

  • この瞬間は札幌からの帰路で、羽田空港からの最終便リムジンバスに搭乗中。高速を降りてすぐの信号待ちのときだった。運転手からのアナウンスは一切なく、事務所からの指示もない。
  • 翌日バス会社へその旨の報告と今後の対応を提案する。
  • リムジンバスが終了し羽田空港から電車で帰宅していたら、山手線の停電に遭遇し、帰宅困難になるところだった。

 

右2023年6月2日に台風2号が発生

2023年6月台風2号長柴美恵

  • 翌朝、自宅目の前が冠水。外出予定だったが道路に出られる状況ではなかった。

 

 右2024年8月15日に台風7号接近

台風7号が最も接近した日の帰り。路線情報では「運休」表示。迂回案内は「千葉県」経由。他の情報を調べても正確なことがわからない。結局駅まで行き、通常に運行していることがわかり無事帰宅。「自分はどうなるの?がわからない」状態を再び経験する。人々がパニックを引き起こす原因の1つである。

 

 

個人、ボランティアチームで、長柴美恵が東日本大震災後に訪問した東北

 [岩手県]
普代村、岩泉町、陸前高田市

[宮城県]
南三陸町、登米市、女川町、気仙沼市、雄勝町、松島、仙台市

[福島県]
南相馬市、福島市、伊達市、須賀川市、いわき市

他。

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